スミソニアン協会が公開している博物館や美術館はいくつもあるのだが、一日では全部回れない。考えたあげく、国立航空宇宙博物館(National Air and Space Museum)に行ってみることにした。
スミソニアン協会の博物館や美術館のエリアに近づくと、左のような案内図が出ていて便利。これを見ると、かなり広範囲に施設を展開していることがわかる。
入ってみる土曜日だというのに、中は結構がらがら。午前中だからか。右の写真が入り口なんだが、後から気づくと逆のモール側が正面の入り口だったようだ。
入ってすぐは、Milestone of Flightというホールなのだが、残念ながら改装中のようだ。
世界でここだけだろうとガイドに書かれていた触れる月の石(Touchable Moon Rock)も中が空っぽ。
館の中はいくつものホールに分かれているのだが、多くの飛行機や宇宙船が所狭しと並べられている。また、飛行機の歴史などの展示もある。
この博物館にはあの零戦もおいてある。国内にもいくつか置いてあるところがあるようなのだが、私は見るのは初めて。吉村昭氏の「零式戦闘機」を若い頃に読んだことがあり、零戦に対する思い入れは少なからずある。初めて見る零戦だったので、ついパチパチとたくさん写真を撮ってしまった。展示だけでなく、零戦に関する説明もある。
太平洋戦争に関しては、詳しくその経過が解説されている。日本人としては複雑な思いで見たのだが、ざっと見た感じではきわめて中立に解説されているように見えた。日本で常設でここまであの戦争の経緯を解説しているところはあるのだろうか。
外(モール側)に出ると、通り沿いに太陽系のそれぞれの惑星の距離が実感できる展示もされていた。下の写真だが、始めは案内図のようなものかと思ったのだが、下の部分に通り沿いに太陽系のそれぞれの惑星が配置されていることが図示されている。
それぞれの惑星の説明は下のような感じ。
我らの地球ももちろんある。
それぞれが通り上に次のように配置されている。
国立航空宇宙博物館にはウドバーハジーセンター(Udvar Hazy Center)というものがあり、そこにはエノラゲイなども展示されているらしいのだが、残念ながらダレス国際空港の近くということでかなり時間がかかるため、今回は断念した。ダレス国際空港からワシントンD.C.に入ったのだから、着いた時に行けば良かった。
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