2008年2月18日月曜日

Blue Man Group in New York City

これも先週の日曜日の話の続き。

MoMAから帰ってきてホテルにチェックインし、無線LANでネットに繋げると、別件で同じくニューヨークに来ている同僚からすぐにIMでチャットが入る。

「着きましたか?」

「ええ、チェックイン時間前に着いちゃったんで、MoMAに行って来たんですが、よかったですよ。で、今、チェックインしたところ」

「じゃ、行きますか?」

「へ? どこへ?」

「Blue Man Group」

「なんだっけ? あー、聞いたことある。オフブロードウェイでやっているやつですよね」

「チケット取ってありますんで」

と言うことで、Astor Place Theatreで行われているBlue Man Groupのショーを見てきた。で、Blue Man Groupって何? っていう詳しい説明はWikipediaのそれ英語の公式サイト日本でのショーのための公式サイトに譲るが、ざっくり言ってしまうと、青塗りした男達が繰り広げる、前衛的かつシニカルでリズミカルなショーだ。まったくしゃべらないので、英語力はあまり必要ではないが、文字で読ませる部分はあるので、すばやい読解力はあると良い。ここで出てくる英語もまた皮肉が効いていて気持ちよい。

インターミッションなどを挟まなず、すごい勢いでショーは行われる。観客をうまくショーの中に取り込んで、一瞬も油断をさせない。純粋に音楽として聴くだけでも非常にレベルが高いのだが、そこにコメディの要素がうまく組み合わさっている。このコメディの部分は、日本で言うベタなお笑い的な、もしくは体当たり的なものもあるのだが、書いたようにシニカルで思わず苦笑いさせられるようなものもある。

とにかく、ニューヨーク初日からいきなりがつんとやられた感じだ。

舞台終了後、Blue Man達は観客達を見送りに出てきてくれる。写真ももちろんOK。

みんなで写真を競うようにして撮り合っていたが、彼らは観客全員が引くまで、残っていたので、競う必要は無かったみたい。

このサービス精神はさすがだ。

公式サイトやYouTubeなどにもBlue Man Groupのパフォーマンスが一部載せられているようだから、興味持った人は是非見てみて欲しい。もっとも、生のショーでないとなかなかわからない部分もあると思うが。

ところで、東京でのBlue Man Groupのショーは専門に作られた劇場で行われているという。確かに、彼らのパフォーマンスはハコ(劇場)を選ぶだろう。専用の劇場を作るのは良いと思うのだが、なんと座席数が900あるという。Astor Place Theatreは300(そんなにあったっけと思うくらい、もっと狭く感じる)。900だと観客との一体感がどこまで生まれるのかちょっと心配。なんでも、両方(東京とニューヨークのオフブロードウェイ)に行ったことがある人に言わせると、内容も若干違うらしい。ということで、東京で見た人もニューヨークで見ると良いだろう。

下の写真はチケットとチラシとお土産に同僚が買ってくれたBlue Manの手形のシール。みんなでPCに貼るらしい(まぢですか?)。素晴らしい夜に誘ってくれた同僚に感謝。

送信者 Blue Man Grou...