2017年4月30日日曜日

長野マラソン2017 レトロスペクティブ

4/16(日)に参加した長野マラソンは自分にとって1年ぶりのフルマラソン参加であった。



同じ長野マラソンで2015年にサブ4(4時間以内での完走)を達成したのを最後に、サブ4を実現できていなかったので、サブ4を目標に練習をしていたが、その目標は残念ながら達成できなかった。その振り返りをここでは行う。


経緯

まず、参考までにここ数年のマラソン歴を整理する。

2015年春まで

2011年のシーズンからフルマラソンに参加し始め、2012年に3度目のフルマラソンでサブ4を達成。

その後、2015年4月の長野マラソンまでは1シーズンに4回から5回のフルマラソンに参加し、そのうち最低でも2回ほどはサブ4を達成できていた。例えば、2013年には11月始めの湘南国際マラソンとその3週間後のつくばマラソンの両方でサブ4を達成でき、3時間40分や可能ならば将来的にはサブ3.5を狙おうかとさえ考えることさえあった。

それが転職する前後から練習量が減り、さらにはサブ4を連発していたことでマラソンを舐め始めており、走ってもサブ4を達成することが出来なくなっていた。あるときなど、前日深夜まで会食をし、挙げ句の果てには当日朝寝坊し、慌てて駆けつけたもののスタート時間に間に合わず出走を認められなかったことさえあった。前日深夜までの会食など、マラソンで命を落とすことさえあることを考えると、なんと危ない行為であったか。

2016年秋から

2015年のシーズン(2015年の秋から2016年春まで)の悲惨な結果や時折見かけるフルマラソンは必ずしも健康に良くないという報道などから弱気になり、ファンランに切り替えようかとか長くてもハーフマラソンまでの距離に留めようかなどと考えるようにもなったが、50代になりサブ4を実現できなくなったまま止めるのはあまりにも悔しいので、今シーズンはフルマラソンは長野マラソン一本にしぼり、練習を再開することとした。そうは言っても、練習時間がなかなかとれないこともあり、2016年中はおもにトレーニングの一環としてのハーフマラソンの参加に留まった。本格的に練習を再開したのは、2017年の1月下旬からだった。

マラソン当日まで

年明けから再開したトレーニング内容や当日までの過ごし方をここでは整理する。

トレーニング内容

MyAsicsにて、長野マラソンでサブ4を実現するトレーニングプランを作成し、基本的にはそれを忠実に実行した。個人で練習をしていると、のんべんだらりとただ回数を重ねるだけだったり、距離を走れば良いという幻想に陥りがちなのだが、このMyAsicsのおかげでメリハリのあるトレーニングを行うことが出来た。


本番当日の3週間前に35kmをイーブンペースで走る予定が雨天のため実施できなかったこと以外は、すべて練習メニューをこなした。

食事

本番1週間前からはアルコールの摂取も控え、食事にも気を使った。前日もカーボローディングというほどではないが、炭水化物はしっかりととった。また、サプリメントでタンパク質やアミノ酸の補充も行った。

前日

前日の大会受付も早めに行い、あとはできるだけ体を動かさないようにした。




食事も早めに消化の良いもの(馬肉うどん定食)を取り、早めに睡眠についた。睡眠導入剤が効いたのか、21時台には寝れたと記憶している。

マラソン当日〜本番

スタートまで

当日は4時台に起床し、少しずつ食事を取る。上田に宿を取っていたので、5時には出発し、途中にトイレ休憩をはさみ、駐車場には6時台には着いていた。その間、少しずつ食事を続ける。

駐車場からバスにのりスタート会場に着いたのは、7時過ぎ。スタートまで1時間半あるので、トイレに行き、その後は会場でゆっくりとダイナミックストレッチを行うなどしていた。

過去に無いほど万端な準備だった。ただ一点の誤算を除いては。

スタートからゴールまで

誤算は気温だった。数日前からわかっていたが、例年に比べてかなり暑くなるらしい。

スタートした時点での気温が確か16℃ほど。その後、24℃くらいまで上昇すると言われていた。その対応として、発汗性の半袖Tシャツにし、直射日光を防ぐためのアームカバーを着用した。暑くなったら肩側から逆にまくれるタイプだ。これならば温度調整も可能だ。だが、この暑さはそのような対策で対応ができるレベルのものでは無かった。

熱中症や脱水状態にならないように、水分補給を頻繁に行うことでタイムロスも発生し、それがさらに焦りに繋がる。また、天候に加えて、自分自身もミスを犯した。

それはランニングウォッチの使いこなしが出来なかったことだ。

今までの大会では、実はRunkeeperなどのランニングアプリを用い、そこでペースなどを把握していた。だが、最近の大会では、イヤホン自粛を求めるところが多くなったこともあり、今回はイヤホンをしないで走ったのだ。過去の東京マラソンなどでもイヤホンを耳にはしなかったものの、首に回すタイプのイヤホンを首にかけて走ることで、アプリからのキューは聞こえたが、今回はそれがまったく無い状態となった。

ランニングウォッチがあるから。そう思っていたし、以前から(アプリがあったので補足的ではあったが)使っていた実績もあるし、トレーニングのときにも使って、基本的な使い方は理解していた。

だが、ランニングウォッチだけで走るのは今回が始めてだったので、累計の時間が正確にわからなかったり、1kmごとのラップを取るのを忘れてしまっていた区間があったり、完全には使いこなせていなかった。

結果、前半を予定よりもハイペースで入ってしまった。



5分34秒くらいをターゲットに走る予定だったが、見てもらえればわかるように、4分台が2回もあるなど、10kmまでをオーバーペースで走ってしまった。これが後半に響いてしまった。しかも、本人は前半で貯金はほとんどできなかったと思っている(ランニングウォッチをちゃんと使えていなかったため)。

30km以降は気持ちも萎えてしまって、グダグダだが、もう少し前半に貯金があることを知っていたら、ここまでひどくはならなかっただろう。



暑さと頻繁な水分補給によるタイムロスからくる焦り、それとペース配分のミス。これが敗因だ。

Qiita前面出しが悪かったのではないと思いたい(突然出てくるQiita ;)




今後に向けて

ゴール後に行った近くの温泉にも完走したランナーがたくさん来ていた。

露天に浸かっているときに、隣にいた人もランナーだったのだが、普段は3時間20分で走るが、今回は4時間を切るのがやっとだったと言っていた。私とほぼ同タイムでいつも走っている友人は完走していなかった。今回はコンディションが悪すぎたのだろう。

実は、今回サブ4を実現したら、もうフルマラソンはファンラン(記録には拘らず、楽しみながら走ること)にしようかと考えていた。記録を狙うのはハーフマラソンにして、ランニング以外の趣味を持とうかとも考えていた。

だが、この結果ではやめるわけにはいかない。もう1度サブ4を狙うことにした。

すでにハーフマラソン2つとフルマラソンを1つエントリーした。久しぶりに湘南国際マラソンにも出てみたい。