2008年2月19日火曜日

Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館) in New York City

リンカーンセンターでジュリアード音楽院を見た後は、またセントラルパークに戻る。この公園は何か落ち着く。少し頭を上げて周りを見回せば高層ビルが広がり、都会のど真ん中であることを認識させられるが、一方自分の身の回りには緑が広がる。ベンチに腰掛け、若者がダンスに興じているのを見たりする。

セントラルパークをちょうど横切る形をとり、5th Ave.に戻り、北上して、メトロポリタン美術館に行く。ここは通称メット(The Met)と呼ばれているらしい。

ここの広さはアメリカ自然史博物館に匹敵する。いや、それよりも広いかもしれない。フロア数はアメリカ自然史博物館よりも少ないのだが、床面積はもしかしたらこちらのほうが広いのではないだろうか。しかも、中の迷路具合はアメリカ自然史博物館以上。もう、何度も迷った。

メトロポリタン美術館の最大の特徴はコレクションの多さだというが、これはまったくその通り。同じ表現ばかりで本当に恐縮(語彙の少なさが悲しい)だが、本当に圧倒される。古今東西の芸術が一同に介したという言葉しか思い浮かばない。ここも1日いても全部は見切れないだろう。

私の好きな画家の作品がここにも多く置いてある。MoMAで見た画家とほぼ同じなのだが、画家によってはこちらのほうが作品が多い。また、一部の画家はこちらにしか作品が展示されていない(当たり前だが)。私の好きな画家では、モジリアーニがこちらでは見ることができた。

あと、ダリの作品もこちらでしか見れなかったと思う(MoMAも所蔵しているようだが、私が行ったときには、どこかに貸し出しているという注意書きが貼られていた)。

こちらならではで面白かったのは、昔の楽器のコレクションが展示されていたところか。楽器というのも芸術品であることに間違いないが、多彩なデザインの施された古くの弦楽器や鍵盤楽器などを見ると、特にその思いが強くなる。

繰り返しになるが、1ヶ月くらい自由な時間をくれたら、ここも何回も訪れる場所になるだろう。ニューヨーカーが本当にうらやましい。

ちなみに、ニューヨークにはこのほかにも多くの美術館があるようであるが、とりあえずあとグッゲンハイム美術館 (Solomon R. Guggenheim Museum) を抑えておけば、多くの有名画家の作品は見られるようだ。本当はここも行きたかったんだが、さすがに時間と体力が残っていなかった。

送信者 Metropolitan ...