2008年1月4日金曜日

Little DJ 小さな恋の物語



ストレス発散には泣くと良いという説があるらしい(参照:泣こうよ.com)。

ストレスが溜まりまくっているわけではないのだけれど、何故かここ最近見る邦画は、いわゆる「お涙頂戴もの」が多い。製作者の意図がみえみえなんだけれど、それにはまりに行っているわけなので、当然怒る必要もなく、むしろ満足して泣けている。

この映画もそう。日本テレビの24時間テレビの中で2時間ドラマとして作られていてもおかしくないようなストーリーと言われても仕方ないし、そのとおりだと思う。子供が難病で初恋だ。しかも美少年と美少女。文句無い。

2時間ドラマを映画館に見に行ったと思えば良い。そう考えると、非常に出来の良い2時間ドラマだし、人目を気にせずに泣けるのも良い。

映画としては低予算で作られたように思うので、このように「2時間ドラマ」と連呼してしまうが、神木君をはじめとする役者たちの演技は悪くない。古すぎて誰もわからないかもしれないけれど、小さな恋のメロディーを思い出してしまった。

ところで、神木君演じる主人公は1977年で12歳ということだから、私と同い年だ。映画の中でかかる曲も私の小学校高学年から中学にかけてのものだ。クィーンのSomebody to Loveなどが出てくるが、確か実家にもそのシングルがあったはずだ。道理で感情移入できるはずだ。関係ないか。

とりあえず、正月早々、初泣きということで。

Little DJ―小さな恋の物語
鬼塚 忠

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