未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家
「マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった」を読んでから、社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)と呼ばれる生き方に興味がある。
いつか自分もそのような生き方をしてみたいと思い、参考になる本をということで、この本に行き当たった。Amazonでのカスタマーレビューも悪くない。
だが、読み始めて、がっかりした。
世界を回って80人(書籍の中で一節で取り上げられている人だけで80人)もの社会起業家に会った行動力は認めるものの、いかんせん一つ一つの内容があまりにも薄すぎる。どんなことをやっているかとその経緯とそれがいかに社会に貢献するものかが述べられているのだが、深く掘り下げられていないので、さらさらと読めてしまう。何も残らないまま。
社会起業家ということで仕方ないのかもしれないが、同じような分野(圧倒的にエコが多かった)の話が多いのもちょっと飽きる。一人一人の話をコンパクトにまとめるという形をとっているのだが、こんなことだったら、同じような社会テーマで活動をしている人はもっと大胆にグルーピング化したほうが良かったのではないか。
途中まで読んで、読むのを止めた。私には残された時間は多くないから。