2008年3月8日土曜日

仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法

GTD=Getting Things Doneというタスク管理術がある。その名のとおりの「Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity」という書籍で解説されているものである。日本語翻訳本が「仕事を成し遂げる技術 ―ストレスなく生産性を発揮する方法」なのだが、残念ながら、この翻訳版、ちょっと翻訳がこなれていなくて読みにくい。平易な英語で書かれているので、原書を読むか、ほかの書籍でGTDを理解するほうが良いだろう。「Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~」はいろいろなツールも紹介されているし、実際に導入例も解説されているので、なかなかのお勧め。また、ウェブなら、ITmediaの一連の記事も非常にわかりやすい。

GTDの基礎については上で紹介した書籍やサイトを見てもらうが、GTDの一番大事な部分は脳の本来の働きを「ものを覚えておく場所」ではなく「考え、物事の判断をする器官」であると再認識したところにある。GTDの一番最初のプロセスで頭にあるモヤモヤとしたものをすべて書き出し分類するステップがあるが、これをすると本当にすっきりする。さらに、それを週次、月次で行うことも重要だ。

これらをはじめとするGTDの重要なステップの背景を説明するのが、「ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則」だ。実は、この本もだいぶ前に購入していたのだが、ぺらぺらと数ページの読んだだけで積読状態になっていた。今年こそはきちんとGTDを習慣化しようと考えていたので、改めて読んでみた。

GTDのプロセスを理解しているが、まだ踏み切れていない人、私のように習慣化できていない人にお勧めだ。GTDの各ステップの重要性について解説されている。

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
David Allen 田口 元

4576060732

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