2008年11月21日金曜日

忌野清志郎

ブッカー T ジョーンズ(Booker T. Jones)らには申し訳ないのだけれど、私にとっては彼が今日の主役だった。そう、忌野清志郎。

友人がチケットを取ってくれたブルーノート。出演は、BOOKER T. & THE MG's featuring BOOKER T. JONES, STEVE CROPPER and DONALD ‘DUCK’ DUNN。

Booker T. Jonesは、誰だっけ。誰かと一緒の演奏で聴いたことがある。ギターをやっていたから、Steve Cropperはもちろん知っている。ファンの人、ごめんなさい。でも、その程度だった。

ちょっと遅い夕食を食べながら優雅に時が流れていく。良い感じのR&B。アメリカンな感じ。おいしい食事とお酒と気の置けない友人との会話を楽しみながらのライブ。そのとき急に、「Kiyoshiro」という声。Booker Tだったか、Steve Cropperだったかによる紹介。「えっ。。。」と思っていると、本当に彼がステージにあがってきた。あの清志郎だ。

興奮のあまり、立ち上がって、テーブルのワインをこぼしてしまった。H君、ごめん。

そのまま、清志郎がボーカルで2曲。Soul ManとIn the Midnight Hour(だったよね?)。圧巻。Booker Tらによるバックもすごい。

2曲歌い終わると彼はステージから降りて行った。袖に座っていた観客の何名かは、握手を求めていたが、彼は気持ちよくそれに答えていた。私も握手、いや抱きつきたかったと後悔していたのだが、ライブ終了後にそのチャンスはやってきた。隣にいたH君が「あ、誰か上から降りて来る」と言って、「清志郎じゃないですか?」と彼を見つけてくれた。すぐに通路側の席に変わってもらい、立って、彼に握手を求める。「感動しました」と伝えると、力強く握り締めてくれた。天国に上ってしまいたいほどの幸福。

私の中学時代、RCサクセションが「雨上がりの夜空に」でブレイク。私は「トランジスタラジオ」が好きだった。「スローバラード」の悲しげな歌い方が良いとか、仲井戸麗市のギターとか生向委のバックもすごいだとか、そんな話を延々としちゃうくらい、私の中学時代のあこがれの存在。自分が演奏するジャンルとは異なるのだけど、常に私のアイドルだった。

清志郎、復活おめでとう。元気をありがとう!

<追記>
ソウル・サーチン ブログ /Soul Searchin' Blogから当日のメンバーと演奏曲
■ メンバー

ブッカー・T・ジョーンズ(オルガン)Booker T. Jones(org)
スティーヴ・クロッパー(ギター) Steve Cropper(g)
ドナルド・‘ダック’・ダン(ベース) Donald ‘Duck’ Dunn(b)
スティーヴ・ポッツ(ドラムス) Steve Potts(ds)

■セットリスト ブッカーT&ザ・MGズ @ブルーノート東京
Setlist : Booker T & The MG's @ Blue Note Tokyo, November 20, 2008

show started 21:32
01. Mo Greens
02. Melting Pot
03. Booker Loo
04. Soul Dressing
05. Soul Limbo
06. Summertime
07. Hip Hug-Her
08. Green Onion
09. Hang 'Em High
10. In The Midnight Hour (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
11. Soul Man (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
12. Time Is Tight
Enc. Double Or Nothing
show ended 22:52

Booker T & The MG's: Kiyoshiro Is Good To Go (ソウル・サーチン ブログ /Soul Searchin' Blog) から引用




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