2008年10月9日木曜日

20世紀少年

読んだ。

20世紀少年全22巻+21世紀少年上下2巻。自分で買ったわけじゃなく、知人から借りたのだが、職場でまわし読みされてくるのが待ちきれないほどだった。

20世紀少年BOX

漫画をこれだけまとめて読むのなんて、久しぶり。一気に読めたのは、先の読めない展開、魅力的な登場人物、そして昭和への郷愁のためか。昭和への郷愁と書いたが、私は主人公たちよりはもっと下の年齢。残念ながら、大阪万博のことはほとんど覚えていない。行ってもいない。大阪万博の時代への郷愁という意味では、クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲のほうが上だ。もっとも、この漫画はそれを狙ったものではない。

このように複雑な人間関係やストーリーを当初から浦沢直樹氏は考えていたのか。多分、そうなんだろうが、私にはできない(って誰もそんなことは聞いていない)。

基本的には面白かったのだが、途中から少し失速感もある。登場人物の関連が複雑すぎて、誰が誰だかわからなくなることがあった。また、終わり方は不満あり。フルコースを楽しんでいたが、途中から何がなんだかわからなくなって、げっぷも出るし、最後のデザートが今ひとつという感じ。