2010年10月24日日曜日

走る本

昨年から走っているのだけれど、今年になって少し本格的(って言ってもまだフルマラソンも走ったこと無いんだけど)に走り始めている。

最初は「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んだあたりから走ることに興味が芽生えて、そして「3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから」で実践をし始めた。

ランニング雑誌なども買うようになったり、自分でも驚くほどの熱中ぶりだ。今年に入って読んだランニング関係の本は以下の通り。

  • ゼロからのフルマラソン (祥伝社新書132) [新書] 坂本 雄次 (著) - 日テレの24時間テレビでのマラソンのトレーナーの坂本氏の本。彼はもともと陸上競技をやっていたわけではなく、30歳になってダイエットのために始めてから、東京電力の陸上部の監督になったそうだ。素人向けにフルマラソンまでの道を解説。知っていることが多いけど、励まされる。
  • 1時間走れればフルマラソンは完走できる (GAKKEN SPORTS BOOKS) [単行本] 鍋倉 賢治 (著) - 筑波大学で一般の学生向けにフルマラソン完走のための授業を行っている著者によるフルマラソン完走のためのガイド。多くの他の本と重なるところも多いけれど、大学での授業に基づくデータが参考になる。
  • 知識ゼロからのジョギング&マラソン入門 [単行本] 小出 義雄 (著) - 高橋尚子さんの指導者として知られていた小出義雄監督の著。これも他の類書と重なるところも多いが、モチベーションを高めるためには良いだろう。トレーニングコースのバリエーションを持つと良いなどというアドバイスは参考になった。ちなみに、「トレーニングはなるべくコンスタントに続けることが基本だ。理想をいえば週に6日は走りたい。また、走力を向上させていくには、少なくとも3~4日は走ったほうがいい。」とこの本では言っている。
  • マラソンは毎日走っても完走できない―「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ (角川SSC新書) - 同じく小出監督の著。この本ではタイトルにあるように、ただのんべんだらりと毎日走っているよりも、しっかりとメリハリをつけて走ることの重要性を説明している。完走できないランナーの多くは、呼吸が苦しくなってではなく、脚が動かなくなって途中諦める(考えてみたら当たり前。タイムを気にしないのだから、十分休みながらいけば、呼吸が苦しくなって諦めることはない)。脚力をつけるためには、「追い込む」ことが大事である。ビルドアップ、インターバル、坂道を加えた走り。このようなものを週に2度、3度入れ、距離を走るLSDやジョギングを組み合わせ、そのように工夫して走ることで夢描くような形で完走出来る。この本は説得力ある。数多くある類書の中でもお勧め。
  • 40才からのフルマラソン完走 ~中高年のマラソン入門
    - なんと技術書で有名な技術評論社からのマラソン本。こちらは40歳以上の初心者ランナーに向けた本。書かれている内容は基本的なことが多く、ほかの本で書かれている内容とほぼ同じ。ただ、こちらは無理なく、数年かけてでもゆっくりと完走を目指すことをゴールとしているので、とにかく「無理なく」と「モチベーション維持」をテーマにしている。40歳以上からでも大丈夫ということをとにかく刷り込む (^^;;; 本。悪くないけど、私には物足りない(読む前からわかっていたので、悪口ではない)。

どれも似たような内容だったりするのだけれど、だからこそそこで繰り返し述べられていることは有効なことなのだろう。あとは実践あるのみ(何度この言葉を使ったことか)。