2008年2月10日日曜日

Hard Rock Cafe in Washington D.C.

時差ぼけに勝てず、つい夕方寝込んでしまった。起きたら、21:30になろうとしている。ということで、夕食は軽く済ませることにして、近くのHard Rock Cafeへ。

Washington D.C.のHard Rock CafeはなんとFBI(右の写真)のすぐ近くにあったりする。


座った席の近くに、Led ZeppelinとEric Claptonの写真などが飾ってある。最初は良く見ずに、持参した本を読みながら(がんがんとロックがかかっている店内で新書を読んでいるのもシュールだ)、ビールと軽食をとっていたのだが、ふと気になって見てみると、結構なレアものが展示してある。



まず、Led Zeppelinだが、Jimmy Pageがはじめてのマネージメント契約を会社と結んだときの契約書。なんでも、Zeppelin結成前のものだそうだ。


Claptonは友人に宛てた手紙。


逆サイドを見ると、Rolling Stones関係のものが置いてあるようだ。見に行ってみると、故Brian Jonesがファンの子に宛てて書いた手紙ではないか。


これじゃ、ボケてるし、小さくて、わからないと思うので、手紙の部分だけ拡大した写真も載せておく。


あとメンバー全員のサインも一緒に送られたみたいだ。

う~む。来て良かった。

お土産にTシャツと帽子を購入。


National Gallery of Art(国立絵画館) in Washington D.C.

国立航空宇宙博物館の後、国会議事堂(Captal Hill)を外から眺め、昼食を取った後、国立絵画館(National Gallery of Art)に行ってきた。



国外の美術館は実は初めてなのだけれど、スケールの大きさに圧倒された。2フロアあるが、マップが無いと迷子になりそう。マップがあっても、きちんと順路というのが示されているわけではなく、「どこには何の展示がありますから、順序などはご自分で決めて、どうぞ」という感じ。始めは律儀に下のフロアから順に見ていたが、1作品をじっくり見すぎていると何時間かかるかわからないので、自分の好きな分野のところにすぐに移動。というか、上のフロアがスタート地点だったようだ。

まず印象派の作品をと思って、モネの作品のところへ。下のように、ゆったりと見れる。ソファーに座りながら、作品を鑑賞できるなんて、なんて素敵だろう。



ゴッホやゴーギャンの作品のある部屋だって、こんなにがらがら。



館は西館と東館に分かれていて、東館には地下を通っていくことができる。東館は主に現代アート。


こちらには、ピカソやマティスを始め、アメリカの現代アートを代表するリキテンスタインなどの作品もある。





日本ではあわただしく作品を鑑賞することが強いられることが多いのだが、今回は時間が止まったかと思えるくらいにゆったりと作品を堪能できた。やっぱりソファーに座りながら、ずっと同じ作品を見てられるっていうのが良い。もっとも、気に入った作品の前に必ずしも、ベストなポジションでソファーが置いてあるとは限らないのだが。

送信者 National Gall...

National Air and Space Museum(国立航空宇宙博物館) in Washington D.C.

ワシントンD.C.に仕事で来ているのだが、一日空いたので、近くを観光してみた。スミソニアン協会(Smithsonian Institution)の多くの博物館や美術館が歩いて行けるところにある。ガイドを見ると、全部無料とか。早速行ってみた(無料に釣られたわけではない)。

スミソニアン協会が公開している博物館や美術館はいくつもあるのだが、一日では全部回れない。考えたあげく、国立航空宇宙博物館(National Air and Space Museum)に行ってみることにした。

スミソニアン協会の博物館や美術館のエリアに近づくと、左のような案内図が出ていて便利。これを見ると、かなり広範囲に施設を展開していることがわかる。

入ってみる土曜日だというのに、中は結構がらがら。午前中だからか。右の写真が入り口なんだが、後から気づくと逆のモール側が正面の入り口だったようだ。



入ってすぐは、Milestone of Flightというホールなのだが、残念ながら改装中のようだ。




世界でここだけだろうとガイドに書かれていた触れる月の石(Touchable Moon Rock)も中が空っぽ。





館の中はいくつものホールに分かれているのだが、多くの飛行機や宇宙船が所狭しと並べられている。また、飛行機の歴史などの展示もある。













この博物館にはあの零戦もおいてある。国内にもいくつか置いてあるところがあるようなのだが、私は見るのは初めて。吉村昭氏の「零式戦闘機」を若い頃に読んだことがあり、零戦に対する思い入れは少なからずある。初めて見る零戦だったので、ついパチパチとたくさん写真を撮ってしまった。展示だけでなく、零戦に関する説明もある。













太平洋戦争に関しては、詳しくその経過が解説されている。日本人としては複雑な思いで見たのだが、ざっと見た感じではきわめて中立に解説されているように見えた。日本で常設でここまであの戦争の経緯を解説しているところはあるのだろうか。

外(モール側)に出ると、通り沿いに太陽系のそれぞれの惑星の距離が実感できる展示もされていた。下の写真だが、始めは案内図のようなものかと思ったのだが、下の部分に通り沿いに太陽系のそれぞれの惑星が配置されていることが図示されている。

それぞれの惑星の説明は下のような感じ。

我らの地球ももちろんある。

それぞれが通り上に次のように配置されている。

国立航空宇宙博物館にはウドバーハジーセンター(Udvar Hazy Center)というものがあり、そこにはエノラゲイなども展示されているらしいのだが、残念ながらダレス国際空港の近くということでかなり時間がかかるため、今回は断念した。ダレス国際空港からワシントンD.C.に入ったのだから、着いた時に行けば良かった。

送信者 National Air ...

2008年2月9日土曜日

勝手サイト 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸

私は同世代の連中よりもケータイ(本書にならって「携帯電話」とは書かずに「ケータイ」と書かせてもらう)を使いこなしていると思うが、それでも文字をタイプするのは若い世代より数倍遅いだろうし、ケータイの新しいサービスへのキャッチアップは出来ていない。

場違いだとは思いつつも、モバゲーや魔法のiらんどなどにも登録しているが、やはり場違い感は否めない。モバゲーなんて正直に年齢を入力したら、フォーラムなどでは「熟女フォーラム」とかしかないし、アバターは何故か部屋から出られない(エラーになる)。おやぢいぢめじゃないとは思うが、まったく使いこなせていない。そもそもPCでもゲームをやらない人間なので、モバゲーとかとは肌が合わないのかもしれない。魔法のiらんどのケータイ小説は(私にとっては)不必要な空行ばかりの文章に辟易とし、さらに内容も高校生向けなのでまったく面白くない。始めからターゲットユーザーではないのだから当たり前と言えば当たり前。ちなみに、魔法のiらんどでは2つくらいしか作品を読んでいないので、もしかしたらもっと上の世代向けの作品もあったのかもしれない。念のため書いておくが、ここではこの2つのサービスをけなしているのではなく、私がもはや旧世代で、これら若年層に人気のサービスにはついていけなくなってしまってことを言っているだけである。

そんな私のように背伸び(逆か? 腰をかがめる?)して若年層向けのケータイサービスを試して挫折したような人にお勧めなのが「勝手サイト 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸」だ。ご存知のように、ケータイ向けサービスは従来、iモードやEZwebなどの公式メニューに登録される公式サイトが主流であった。しかし、検索システムが導入されたことと公式サイトの数が人間がメニューでたどれる数を超えたころから、「勝手サイト」と呼ばれる非公式サイトでサービスを提供する企業が増えてきている。本書はその新しい潮流について、背景といくつかのトレンドを紹介している。

中で紹介されるマーケットデータは「ケータイ白書2007」や各社のIR情報などを元にしているので、自分で調べる気になれば調べられるのだが、それを集約し、噛み砕いてくれているだけでも、私のようにものぐさの人間には大変助かる。

また、本書で紹介されている企業やサービスの中にはモバゲーやニコニコ動画をはじめ、すでに良く知っているものもあったが、名前さえ聞いたことも無いような会社も半分程度あった。自分の不勉強を恥じるが、PCのインターネットならば、名前を聞いたことも無いような会社はほとんど無いと自信持って言える私が、ケータイとなるとさすがにわからないのはやはり私にとってはケータイがあくまでもインターネットアクセスのための補助手段であり、またケータイの世界で世代間の情報格差が生じているためだろう。いずれにしろ、そのようなケータイの世界から取り残されつつある私にとってはこのように網羅的にサービスが紹介されているのはありがたい。

ケータイのサービスを若年層向けとここでは言ってきてしまっているが、実は中には「おてつだいネットワークス」のように全世代向けのものもあった。これなどは自分でも試してみたいと思わせるものだ。モバゲーなども少しずつ上の世代のユーザーが増えているというし、そのうち私もケータイをばりばり使いこなせるようになるのかもしれない。

ちなみに、公式サイトの問題点として勝手サイトでサービスを展開する各社が指摘していることはそのまま国の政策などにも当てはまる。厳しい規制がユーザーに安心感を与えていることは否定しないものの、新しいサービスの導入や改善などのたびにいちいちお伺いをたてる必要があり、インターネット時代のスピードについていけないのだ。たとえば、当初、公式サイトにはSNSを置く場所さえなかったという。本書で紹介されているサービスの中には安心感を与えるために公式サイトに入ることを選択しているところがあるようだが、公式サイトから勝手サイトへのリンクを許可しない(過去の話か?)ようなクローズドなシステムはいずれなくなる方向にあると考えて良いだろう。過度の規制はイノベーションを阻害する。

最後に、ケータイのサービスの多くが端末IDを利用することで個人を特定できる。これにより、犯罪などの抑止効果があるとしているが、一方でPCのインターネットの世界では(ケータイほど簡単には個人を特定できない)IPアドレスも個人情報であり、その使い方は個人情報保護政策に則ったものにすべきだとEUが主張するなど逆の動きが出てきている。ケータイの世界ではユーザーがはじめから、あまり個人情報である端末IDをサービス/コンテンツプロバイダ各社に渡すことにあまり懸念がないのが興味深い。これは公式サイトがキャリアと密接に結びついていたこととも関係あるだろう。

本書は700円(税別)と新書としては平均的な価格。先に述べたように、各種データを集約しているなど、サービスカタログとしても有用(各サービスにすぐにアクセスできるように、QRコードがついているのも良い)なので、ケータイ関係に進出を考えている方は1冊手元に置いておいても良いだろう。

勝手サイト 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸 (ソフトバンク新書 52) (ソフトバンク新書 52)
石野 純也

4797345144

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2008年2月8日金曜日

水曜の朝、午前三時

ブックオフで平積みになっていたので購入。105円(税込み)。

大阪万博にホステス(コンパニオンのことを大阪万博では「ホステス」と呼んだらしい)として参加した主人公が死を直前にして娘に手紙で自分の恋愛について語るという、いわゆる恋愛小説なんだけど、恋愛というものを通して人生とは何かを娘に伝えている内容。主人公の人生観とともに結婚感も書かれている。冷めた考え方だとは思うのだが、同意できるところも多い。ただ、こんな人が身近にいたらやっかいだなと思うのも事実。

主人公は大阪万博の時代にすでに20代だったということで、私とは年齢がぜんぜん違うのだが、そこに出てくる時代背景などには郷愁を覚える。かかる曲、新聞記者である夫が語る時事ネタ。あの時代のにおいが感じられる。あの時代だったからこそ愛した人のルーツを知ったことで大きなショックを覚えたのだろうし、またあの時代だったからこそルーツを知ったとしても、彼との人生というのが選択肢にまだなりえたのだろう。

この作者-蓮見圭一氏-の作品は初めて読んだのだけれど、気に入った。ほかの作品も読んでみよう。

水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)
蓮見 圭一

410125141X

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40歳から頭がよくなるちょっとした方法―医者が実践している

脳が若返る30の方法と同じ筆者の本。ブックオフで105円(税込み)で購入。

何もこんなところで、年齢まであからさまにさらして、かつ頭が悪くなってきていることをカミングアウトし続けなくても良いんだけど、どうも物忘れがひどすぎて、他人に迷惑をかけすぎているので、続けて読んでみた(ということをここにも書き残してみた ;-))。

正直たいしたことは書いていないんだけど、TIPS集としては良いかも。ただ、筆者が勤めていた大学病院(名前は出していない)の話がちょっと多すぎる。大学病院の問題点はわかるのだが、本題とあまり関係ないのだから、あまり繰り返し書かれても困ってしまう。

中に書かれていることはすぐにでも実践できそうなことばかりであるが、「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」にも書かれていた「睡眠時間をしっかりと確保」というのだけは自信が無い。寝るのは好きなんだけど、やることが多すぎて。。。

40歳から頭がよくなるちょっとした方法―医者が実践している (青春文庫)
米山 公啓

4413093496

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iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス

プレゼンテーションは君のため」という投稿でも書いたように、プレゼンの達人と言われてすぐに思い浮かぶのはスティーブジョブズだ。毎年行われるMacWorldでのプレゼンなど芸術に近い。ただ、知人などを通じて、漏れ伝わってくるのは、そのプレゼンの影には本人とスタッフによる度重なるリハーサルがあり、場合によっては罵倒される部下がいることなど。また、製品開発においてもマイクロマネージメントとか(本書では「現場介入型」と綺麗に書かれているが)、職位乱用とさえ言いたくなるほどの口をうるさく出してくることでも有名だ。

iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネスではそのスティーブジョブズがアップルを立ち上げてから復帰し、今に至るまでのさまざまなエピソードを紹介し、そこから分かる彼の経営術(という言葉が似合わないのだが)を探っている。

本書の中でも「最高のベータテスター」であると評価される彼であるが、本当に優れた技術を生み出している会社であれば、どの会社でも彼のように製品を誰よりも愛するために、初期から自分で触り、いろいろと介入してくるトップはいる。マイクロソフトではドッグフードという形で社員が出荷前の製品を使うことが決まりになっていたが、Windows Server 2003を開発しているときなどは、来日した開発トップのVP(Dave Thompson)がラップトップPCにWindows Server 2003のベータ版を入れているのには驚いた。私ももちろんその製品の開発に関わっていたのだが、ラップトップPC(ノートPC)にはさすがにインストールしていなかった(部下はしていたかもしれない。ここで懺悔しよう、私はデスクトップPCには入れていたけど、ノートPCには入れてなかった。ごめんなさい)。製品開発のVPであれば、彼に限らず、多くの幹部が自分で使い、問題があればすぐに担当者に連絡していた。これは当たり前と言えば、当たり前だ。自分の部署が作っている製品だからだ。スティーブジョブスに近いのかどうかはわからないが、同じように厳しく介入してきていたのが、MSKKのCTOをされていた古川さんだった。Windowsクライアントの開発において、日本では広範囲なベータを行っていたが、実は一番うるさいベータテスターは古川さんだったりする。開発が技術的に困難な問題などにぶつかり安易な方向に流されてしまいそうになったときに、「それはないんじゃない」的なメールをもらったりした。正直、そう言われても、直せないものは直せないと思ったりもしたことは100回くらいあるんだが、ついつい本社の方針にそのまま迎合してしまい勝ちになるわれわれにとっては防波堤になっていただけていた存在ではあった。本書を読みながら、そんなことを思い出した。

あと、ヴェイパーウェワー(「発表はしたものの、そのまま発売まで至らなかった製品のことをハードウェアやソフトウェアになぞらえたもの」-本書より)についてマイクロソフトを例に出して解説されているが、これは私が知る限り、私の入社後は無かった。
たとえば、どこかの会社が新しく有望なソフトウェアを開発したとしよう。これを受けて、業界記者たちはマイクロソフト社にコメントを求めに行く。すると、同社の広報担当者は「実はうちも、もうすぐ同種の、しかしもっと優れた製品を出す予定なのです」と答えるのだ。
<略>
 もちろん、この時点までマイクロソフト社にそんな開発計画など存在していない。しかし、即座に開発チームが結成され、オリジナル製品を徹底的に研究して類似製品を作り上げ、あたかも以前から準備されていたかのように発表してしまう。それがたとえ元になった製品よりも機能的に優れた部分がなくても、マイクロソフト社のブランド力と販売力で市場を席巻し、オリジナル製品は忘れさられたり、新興企業の場合には、そのまま廃業を余儀なくされることもある。
Windows for Pen Computingとかのことのか。私はその当時のことは知らないのでなんとも言えない。っていうか、知っていても言えない ;-)。

アップルやスティーブのファンは(知っていることも多いかもしれないが)必読。そのほかの人もハイテク(死語か?)製品の企画やマーケティングを行う場合には役立つことも多いはず。ただ、パーソナルコンピュータの歴史に関係していることが多いので、あまりその分野に詳しく無い人には分かりにくいところがあるかも(文章は分かりやすいんだけど、前提知識がないとちょっとつらいかも)。

iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048) (アスキー新書 48)iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048) (アスキー新書 48)
大谷 和利

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