ここ最近、すっかり椎名林檎さん/東京事変ばかり聞いている。年甲斐も無く、スタンディングのコンサートにまで行ってしまうし、過去のCDやDVDも集めまくっている。スコアブックまで購入してしまっている始末だ。
林檎コンプレックス―椎名林檎的解体新書 丹生 敦 太陽出版 2003-08 by G-Tools |
Wikipediaなどでもデビュー前から今までのいろんなエピソードを知ることができるのだが、もっと知りたくなって、本書を購入した。
2003年が第1刷発行ということで、東京事変以降については書かれていないが、椎名林檎の生い立ちやデビューまでのいきさつ、さらにはその後を知るには、お手軽(と言っては著者に失礼かもしれないが)な一冊だろう。ただ、惜しむべくは、おそらく本人へのインタビューなどは行わないで書かれていると思われるところだ。多くの一般に公開されている情報を集約させるだけでも意味は大きいと思い、そこに文脈を流し込むというのは立派な創作行為だとは思うが、あえてそこで集大成として本人にインタビューはできなかったものかと思う。
もっとも、彼女のインタビューならば、その後、TVや雑誌などで見たり読んだりすることができたので、個人的にはそれで十分であるが。
林檎さん、誕生日おめでとう。