2012年11月24日土曜日

マラソン本番準備 〜富士山マラソン前日〜

今年の1月に米国出張から帰国した翌日にPerfumeのライブ、その次の日にマラソン(館山若潮マラソン)に出場するという無謀なこと(G+の投稿)をして、完敗かつしばらく足を引き摺るという惨めな思いをしたこともあって以来、マラソン数日前からの備えはしっかりと行うようにしている。記録だけでなく、42.195kmを走り切るという普通で考えたら、大変過酷な運動を行うのであるから、下手すると命にも関わる。

今年は昨年に比べると、練習で走りこみが足りない。昨年の10月には250kmほどの距離を1ヶ月で走っていたのだが、今年の同時期にはやっと100kmを超すほどだ。11月に入ってから少しは時間をとれるようになっているが、それでも距離はあまり走っていない。距離だけではないにしろ、練習不足は否めない。

それでも明日はやってくる。明日は富士山マラソン

昨年までは河口湖マラソンだった。河口湖の周りを2週ちょっと走る大会で、晴れていれば富士山の絶景が望めることでも有名な大会だ。一昨年にはここで河口湖一周の27kmを走り、昨年はフルマラソンデビューを飾った、私にとっても想い出の大会だ。今年からは、河口湖とあわせて隣の西湖を廻る富士山マラソンに変わった。

ペース配分


この富士山マラソンだが、しばらく前にコースを確認して愕然とした。河口湖から西湖へ向かう道が80mはあろうかとう急坂なのだ。ちょうど中間地点を過ぎた辺りだろう。ここで心臓破りの坂とは。終わった。ち~ん。



後半にその分、下りがあるのが救いではあるが、30km後半での下りは必ずしも楽なわけではない。終わった。ち~ん。

冗談はさておき、難しいコースだが、ペース配分をこれにあわせて考えなければいけない。

幸いなことに、ネットで検索すると、この河口湖から西湖までの道の写真や動画などを見ることができる。StreetViewでも感触はつかめた。さらに、富士山マラソンに備えて試走した人のブログなども読むことができる。良い時代になったものだ。ただ、結果としてわかったのは、「大変だけど、頑張るしかない」ということだけだったりする。まぁ、そうだろうな。

考えた結果、ペース配分としては前半を出来るだけ抑え、坂でペースを落とさないようにし、全体を通してイーブンで走るという戦略でいくこととした。考えたわりには、極めて当たり前の結論だ。

サプリメントによるエネルギー補給


富士山マラソンのサイトにはコース上に給水所(エイドステーション)の場所と支給されるものが掲載されている。昨年もこの情報はあったのだろうか。良く覚えていないが、これは大変助かる。今年の長野マラソンのときもこの情報に加えて、持参するサプリメントなどを摂る予定の場所を印刷し、それに基づいて摂取した(G+の投稿)。ちなみに、結果はネットだが、見事目標としていたサブ4を達成することができた(G+の投稿)。

ここまでサプリメントに拘るのは、「非常識マラソンメソッド」の影響だ。詳しくは、以前に投稿した書評に譲るが、常識にとらわれない著者(岩本氏)の方法論の中でも、「マラソンは食べるスポーツだ」というのは説得力がある。フルマラソンを3時間を切るようなランナーならともかく、一般ランナーの場合、スタートしてからゴールするまでにエネルギー切れを起こさないように注意しないといけなく、そのためには走りながらも適宜適切なエネルギー補給をしなければいけないと氏は説く。

非常識マラソンメソッドの2冊目となる「非常識マラソンマネジメント レース直前24時間で30分速くなる!」では、具体的に商品名まであげてサプリメントを紹介している。もちろん同等の成分を持つほかの商品でも良いのだろうが、探すのが面倒くさいので、私は同じ商品を購入している。今回は、それらをこの本のお勧め通りのタイミングで摂取することとした。



BCAA


アミノダイレクトはBCAA摂取のためのサプリメントとして。BCAAは(体内で生成できない)必須アミノ酸である「バリン」、「ロイシン」、「イソロイシン」の総称。これを前日夜、当日朝、そしてレース中に摂取する。



糖質補給


ショッツは糖質補給のためのサプリメント。これはレース中に4回摂取する。後半にはカフェインが入っているものを摂ることで、脳を覚醒させる。



Lグルタミン酸


アミノピュアはLグルタミン酸を摂取するためのサプリメントだ。前日の夜とレース中に摂取する。




経口補水液


これ以外に水分も重要な要素だ。体内を脱水状態にさせないためにも、カーボローディング(マラソン前日などに行う炭水化物の補充)よりも、むしろウォーターローディングが必要だと言う。ただ、水はそのままでは体内に補充できる量に限りがあり、さらには取得することで排出も早まる、つまりトイレに行く回数が多くなるというリスクもある。

そこで勧められているのが経口補水液だ。前日の夕飯以降には、経口補水液を飲むと良いと勧められている。岩本氏は大塚製薬のオーエスワンの粉末を勧める。私は前回、粉末が入手しにくかったこともあって、ゼリー状のものを持参した。

今回は時間に余裕があったので、大塚製薬のサイトから粉末を購入した。前日の午後からは摂る水分はこれにする。岩本氏は粉末を小分けにしてレース最中の水分補給時にも摂取することを勧めているが、そこまでの手間はかけられそうにないし、レース中のサプリメントをこれ以上増やすと混乱しそうなので、今回はそこまではやらない。前回の長野マラソンのときもレース中の水分補給は特に工夫しなかったが、特に問題なかったと思うので、大丈夫だろう。

レース中の音楽


レース中には音楽で気分を盛り上げようと考えている。今までも音楽を聴きながら走っていたが、今回はもう少しこだわってみたい。何をこだわるかというと、BPM(Beat Per Minute)だ。走るペースに合った音楽を選んでみたい。

Amazonを見ていたら、ランナー用の音楽CDというものがいくつかあったので、試聴して良さげだった「Keep Running~Challenge-走快感発信基地 Music-」を購入した。何度かこれを聴きながら走ってみた。悪くはないのだが、必ずしも気分が盛り上がるものでもない。ちなみに、最初に説明を読まずに聴いたときは、なんかペースが遅すぎと思ったが、最初の5曲まではウォーミングアップ用だった。

Keep Running~Challenge-走快感発信基地 Music-
インストゥルメンタル オムニバス
B001E1TLH2

そこで、このCDの曲と自分の好きな曲を組み合わせてプレイリストを作り、それを聴くこととした。曲長を調べて、ちょうど苦しい坂のときには自分が励まされるような曲が流れるように考えている。ペースが守れなかったら、まったく意味が無くなってしまうので、ペースを乱さないように走る動機にもなるだろう。

で、テンポの良い曲を探していたら、何故かこのCDをリッピングしていた。あれ…。

Z女戦争
ももいろクローバーZ
B007VTJAHM

まぁ、彼女たちは確かに元気だ。私も負けないように、がんばろう。