VFXの凄さは味わえなかったとなると、ストーリーに期待するところだが、こちらも第1作目からそう変わっていない。一種の予定調和、様式美の世界観だ。楽しめたことは楽しめたのだが、特に驚きも無いし、感動もない。
こんな感じで、なんか物足りなさを感じたので、翌日、リベンジ!とばかりに「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を観た。今まで、トムクルーズが苦手で、シリーズのどれも観たことなかった。食わず嫌いはいけないと観たこれがとてつもなく良かった。
バイクシーンを始めとした息を呑むアクションに、次が読めないストーリー展開(変装のところは予想出来たという人も多いかもしれないが)。実は、睡眠不足もあって、開始早々寝かけたのだが、最初のアクションシーンから目が覚めて、それ以降はアクションとストーリー展開に釘付けとなった。
クールに適役ソロモンレーンを演じるショーンハリスの声がまた良い。機械的な声質は、こういうと本人に申し訳ないのだが、喉の病気をした後のラリーペイジを思い出した。レーンは狂っているが、今の狂った世界を別の価値観から見たならば、彼の論説も最もかもしれない。違う意味で狂っている(褒め言葉だ)ラリーペイジと声質が似ていたためか、そんなことも考えた。
この作品にやたら感動していたら、シリーズ全作を観た知人から、他の作品も勧められた。で、観たのが、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 」。Google Playでレンタルし、Chromecastで自宅テレビで観た(ステマじゃないよ)。
観始めてわかったのだが、これは途中中途半端に観たことがあった。だが、そんなこと関係なく、これも面白い。確か、シリーズのどれか一作は勧めないと言っていたのだが、忘れてしまった。どれだったろうか。
去年、海外に行く飛行機の中で観た「007 スカイフォール」も良かったし、実はアクション映画好きなのかもしれない。007の次作も観てみようかと思った。