2010年12月13日月曜日

読んだ本

読んだもののブログに書いていないものをまとめて書いておこう。
  • 厚労省と新型インフルエンザ
    当時、厚生労働相医系技官だった著者による一種の告発本。内容としては共感できる部分も多いが、告発の仕方としてこのような方法はあまり好きになれない。

  • 金融恐慌とユダヤ・キリスト教
    島田裕巳氏の本は盲目的に気に入る傾向が強いのだけれど、この本も面白かった。経済危機を西洋社会では終末論と関連付けて語ることが多いという論説。たしかに、キリスト教をはじめとする宗教を想定させるような発言やマスコミの報道が多かった。面白い視点。

  • ヤフー・トピックスの作り方
    昔、ニュース系の製品を担当していたこともあって、Yahoo! Topicsは良く見ていた。当時から、いわゆる「編集」をしっかりやっていると思っていたが、想像以上に編集をやっていることがわかる。見出しは13文字。これだけを学んだだけでも意味がある。ただ、当事者ではなく第三者が書いたものを読みたかったようにも思う。忘れてしまったのだけれど、確かこの本は献本してもらったもの。感謝。

  • 「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト
    これも献本いただいたもののはず。感謝。フリービットという会社は前職のときに知り合いになったのだけれど、実直な会社で大変好感を持っている。渋谷にあるオフィスの受付で待っているときも、通りすがる社員が全員、「もう担当者には連絡とれていますでしょうか」など声をかけてくれていたのを思い出す。社長の石田さんが若いのに浮ついたところがまったくないので、その影響かと思っていたが、社内教育がしっかりしていることもわかった。この本はフリービットで実践されていることが書かれている。残念なのは、ちょっと読みにくいこと。なんでだろうと思ったのだが、よくわからず。教科書みたいに固い感じがするためかもしれない。

  • 世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか
    自民大敗の原因が反小泉路線にあるのではないことを統計を駆使して証明している。極めて明快。マスコミの思い込みによる論説が事実を反映しないこともあることを示す。この本はもう1年前の本なのだが、それ以降特にマスコミの論調に変化がないのも予期されていることであるが、虚しくなる。

  • 法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる
    法人税を通じて会計などを解説している。明快。宗教法人の税金についての解説を導入に持ってくるなど、全体的に身近な話題から税金を解説している。難しい話題であることには変りないが、かなりとっつきやすくなっている。この本も献本いただいたのかも。忘れてしまった。

  • ネイティブ500人に聞いた! 日本人が知らない、はずむ英会話術
    献本いただいたもの。正直、ペラペラとめくった程度でしか見ていない。カジュアルな会話用の文例が多く出ている。CD付き。

  • スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
    この本は今年一番のお勧め。スティーブ・ジョブズのプレゼンに感動しない人はいないだろうが、彼のようなプレゼンをしたいと思うならば、必読。

  • 電子書籍の衝撃
    おなじみ佐々木俊尚氏の一冊。日本では電子書籍の市場がまさに今盛り上がりつつあるが、この本はiPadの登場前に出された。その時点での最新の情報をデータだけを提示するのではなく、音楽業界での前例を出すなど多角的な視点で語ったもの。純粋に読み物としても楽しめる。今でも示唆に富む内容。献本いただいたもの。

  • マスコミは、もはや政治を語れない 徹底検証:「民主党政権」で勃興する「ネット論壇」
    同じく佐々木俊尚氏の著作。献本いただいたもの。ブログが一時の勢いを無くしているかもしれないし、Twitterなどで不確かな情報が伝播することも見受けられる。それでもマスコミに対する不信感は減らないし、むしろネット論壇と呼ばれるものへの期待が高くなる。ただ、そのネット論壇のダイナミックな動きを常に追うことは不可能だ。佐々木氏はTwitterでの議論を追い、自ら行い、ネット論壇を検証する。どれだけ多くのブログを読み、文献にあたったのだろう。

  • 本当に使えるウェブサイトのすごい仕組み
    便利なウェブサイトの紹介。知らないサイトがあったりしてそれなりに楽しめたが、ちょっと総花的な印象が否めない。佐々木俊尚氏の著作。献本いただいたもの。

読んでブログにしていないのは、ほかにもまだ数冊はあるのだけれど、今日はここまで。