この本はフィジカルトレーニングの観点からビジネススキル向上に求められている点との共通点を解き、さらにはフィジカルトレーニングの利点を述べたものだ。
私は自慢ではないが、中学のころに体育会の部活動に一瞬入ったものの、すぐに体を壊してしまってから、運動らしい運動をしたことがない。運動が嫌いなわけでもないが、病弱なため、ちょっと無理をするとすぐに体を壊してしまうので、トレーニングのようなものもまったくしたことがない。
ただ、年齢を重ねるにつれ、健康維持のためにも、何かやろうかと考えていたところ。そう考えると、この本の登場はベストタイミングか。
この本に書かれているさまざまなトレーニングを開始/維持するための秘訣はビジネスのみならず、すべての日常生活に当てはまる。読んでいて、なるほどと思う部分も多いし、すぐに実践してみたくなるものも多い。筆者はビジネスでは当たり前にしていることをトレーニングでも行いましょう、という語り口で説明するが、実際には頭ではわかっていてもビジネスでさえ実践していないことが多い。トレーニングでも理屈は同じだと説明されると説得力がある。
トレーニングに関して言えば、持続するだけでなく、負荷は高めていかなければいけないと言う。思っていたよりも厳しい。今はトレーニングがブームらしいが、みんなこんなにストイックな生活を続けているのか。私のように早朝まで呑んでいたり、食事の時間が不規則だと、まずはそこから直さないと意味がない。
興味があるが、できないことならば始めないほうがまだ良い。この本にもそう書かれている。刺激を受けた。
仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書 や 5-1)
山本ケイイチ
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