その後、11月に一昨年に引き続き、湘南国際マラソンとつくばマラソンを走った。1ヶ月にフルマラソンを2つも走るというのは普通でないが、一昨年に同じようにこの2つの大会でどちらもネットでサブ4を実現出来ていたので、今回もどうにかなるかと思ったのだが、それが甘かった。
2013年の湘南国際マラソンの結果のブログ
2013年のつくばマラソンの結果のブログ
湘南国際マラソンは、ネットで4時間28秒とほぼサブ4だったので、まだ良かったが、つくばマラソンはあまりのショックに完走証をどっかに無くしてしまったほどひどかった(記録としてはグロスで4時間24分19秒だった)。最初から足が重かった。そりゃ、3週間前にフルマラソンを走っているので当たり前か(一昨年が例外的に良かったと考えるべき)。当初はネガティブスプリット(後半にペースを上げていく走法)を実現し、ちょうどサブ4になるくらいを考えていたのだが、途中からペースをあげるどころか、歩かないように努力するのがやっと。もうサブ4は無理だとわかった途端に、モチベーションが続かず、最後は無理して怪我するのは避けないといけないからと自分に言い訳しながら歩きまくってしまい、なんとも後味の悪いレースになってしまった。
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吉岡 利貢
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(本ブログでの記事 → 玲瓏: マラソンは「ネガティブスプリット」で30分速くなる!)
長野マラソンと湘南国際マラソンの成功(2013年の湘南国際マラソンは、前年よりも記録は悪かったとはいえ、練習が不足していたわりには悪くないタイムだった)は後半の粘りがあったおかげだ。綺麗なネガティブスプリットには程遠いが、大きく落ち込んでいない。これを実現するためには、前半を我慢しながらペースを抑えることももちろんだが、後半に自分を追い込む精神力も必要だ。これには他者の目が効果的であることに気づいた。
長野マラソンでは知人が移動しながら、応援してくれ、ゴールまであと数kmという一番きついところにも立っていてくれた。どこで応援されているかわからないので、カッコ悪い姿を見せないようにと、できるだけペースを落とさないようにしたのだが、それが後半の粘りにつながった。
昨年の湘南国際はニューバランスがソーシャルマラソン in 湘南国際と銘打って、希望すれば参加者のFacebookやTwitterに10kmごとにタイムを投稿してくれるサービスを行ったのだ。仕事がら興味を持って希望したのだが、これだと一種衆人環視の元で走っているようなものなので、最後まで恥ずかしくない走りをしようと懸命になる。結果、後半が多くく落ち込むことなく走り切ることが出来た。
つまり、マラソンの難関である後半の走りは、日頃の練習とペース配分、そして友人たちからの声援に後押しされる精神的な粘る力により決まるところが多いのではないか。少なくとも、私はそうであるように思う。
今はスマホのアプリなどでも、走っている最中の場所や時間をFacebookやTwitterに投稿することが実現できているようであるが、課題の後半を自分に厳しくいくには、このようなサービスの利用も有効かもしれない。
さて、本日(2015年1月18日)は新年明けて初めてのレースに出てきた。例年だと、一週間前に行われる谷川真理ハーフマラソンに参加しているのだが、今年は間違って別の予定を入れてしまったので、そちらには参加できなかった。その代わりということで急いでエントリーしたのが、千葉マリンマラソン。
海風が冷たく強く坂も続く後半が地獄だったが、蓋を開けてみると、ハーフマラソンの自己ベスト(完走証を無くしてしまったので、正確には覚えていないのだが、1時間44分台だっと思う)には届かないものの、練習不足としては十分なものだった。ネットで1時間45分38秒。最初から最後まで見事なまでにほぼフラットなペースで走れた。1kmを5分ちょうどペースだ。TwitterやFacebookにランニング途中経過を投稿するようなことはしなかったが、ハーフマラソンくらいで歩くとか恥ずかしいという意識が、最後まで緊張感を持って、ペースを落とさず走り切れた理由ではないかと思う。
Runkeeperの記録
自己新更新にはほど遠かったが、練習不足の中での時間としては十分ではないかと思う。
今シーズンはあと2つの大会の参加が決まっている。両方ともフルマラソンだ。人に積極的に公開することによって自分を追い込むメソッドをなんて名付けることになるかわからないが、今年はこの積極的に露出する、仮称露出狂作戦で行ってみようかとも思う。