成田からの直通は無いので、バンコク(スワンナプーム国際空港)経由。行きはフライトの関係で、スワンナプーム国際空港に5時間ほどいた。アジアの空港の多くはハブ化が進んでいるのだが、この空港もすごい。6年ほど前にインドに行ったときに、シンガポールのチャンギ空港やマレーシアのクアラルンプール空港の美しさと大きさにびっくりしたことがあったのだが、ここもそこに負けていない。
バンガロール空港に着いたのは夜中の0時ごろ。6年前のインド出張のときはハイデラバードに行ったのだが、そのときの空港はお世辞にも立派とは言えなかった。もっと正直に言うならば、日本のどんな地方空港よりもお粗末と言えるようなもので、出国時の荷物のタグは手書きだったほどだ。それがあるので、今回のバンガロール空港も覚悟をしていたのだが、あまりに立派な空港にびっくり。事前にインターネットで新しい空港が出来たことは知っていたのだが、それでもびっくり。夜中に着いたにも関わらず、大勢の人でごった返しているが、タクシーなども整然と並んでいて、客引きもしつこくない。カフェやアイスクリーム屋なども欧米風の店構えで営業している。
ハブ空港の競争激化の中、成田もかなり良くなっていると思うが、それでも新しいアジアの空港の規模と快適さを目の当たりにすると、やはり成田はまだまだだと思う。ちなみに、ちょうどPenで航空業界の特集が組まれていたが、そこでも世界各地のハブ空港の紹介がされていた。
Pen (ペン) 2008年 7/1号 [雑誌]
さて、バンガロールではホテルではなく、会社のゲストハウスに宿泊。古いアパートのようなもので、豪華でも特別きれいでもないのだが、寝る分には必要十分な施設が整っている。結局、食事はすべて会社と外食で済ませたのだが、ここでも食事はとることはできる。
ちなみに、トイレはこれ。用を済ませた後はシャワーでお尻を流し、紙で拭く。紙は便器には流さずに、ちかくにあるゴミ箱に入れる。前に来たときに、これを知らずに便器に流してしまっていたが、ホテル(前回はホテルだった)の人に聞いたら、こう教えられた。
慣れると結構快適。
オフィスはキャブで30分弱。前も思ったのだが、インドの人のドライビングテクニックは半端じゃない。中央分離帯があって、信号もあって(前のハイドラバードは信号はかなり少なかったが)、交通法規は日本をはじめとする諸外国と同じはずなのだが、とてもそうは思えない。信号が赤なのに突っ込んできていたり(きっと何か知らないルールがあるんだろう)、常にクラクションを鳴らしっぱなしだったり、とても騒がしく、ふと気づくと自分の隣に数センチメートルと空けずに隣の車がいたり。なのに、交通事故は1つとして見かけない。ブレーキのタイミングもかなりぎりぎりだし、正直あまり乗り心地が良いわけではない。以前米国に住んでいて今はインドに戻った同僚がすでに運転方法は知っているものの、新たにインドで運転を習っているというので、何を習っているのかと聞いたところ、車幅感覚や車の規模による優先度などのインド独特のルールを実地訓練を通じて習っているとのこと。インドの車事情を見ると、インドの成長の源泉が何か垣間見れるような気がする。
あと、インドで面白いのが階数の数え方。0階が日本での1階で、-1階というのが地下1階となる。これで一度キャブとの待ち合わせ場所を間違ってしまった。
<6/29 更新> と書いたところで、これはヨーロッパと同じだろうと指摘された。そういえば、同僚もそう言っていた。なにせ、ヨーロッパに行ったことがないので。失礼。
今回は週末を挟まなかったため、市内観光なども無いのだが、1週間いるだけでも大変刺激の多い滞在だった。
Bangalore in June, 2008 |
D28 地球の歩き方 インド 2008~2009 (地球の歩き方 D 28)
地球の歩き方編集室
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