2008年12月14日日曜日

結婚しなくていいですか。 すーちゃんの明日

ダカーポ特別編集 今年最高の本 2008で薦めている人がいたので、読んでみた。

結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日
結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日

30代後半の独身女性の結婚するか/できるかという状況を描いたコミック。

遺言書の書き方の本を買ってしまったり、見合い(友人からの紹介)による男性との出会いに浮かれてしまったり、実家からの独立しマンション購入することが現実的な話となったり。主人公と友人のいろいろなエピソードが書かれる。

多くの女性に支持を受けているらしいことにちょっと驚く。私の好きな香山リカさんも号泣したと帯に言葉を寄せていた。

まだ独身女性が生きにくい世の中か。だが、結婚したものが必ずしも勝者ではない。ちょっと前に「負け犬」という言葉がはやったときにも違和感を感じたが、結婚したほうが背負うものが出来たり、依存する/されるものが増えることも事実だ。もっとこの国が多様な生き方を認められるようになれば良いのだろう。結構好き勝手している私でさえ、息苦しく感じることがある。

でも、結婚していない/異性と付き合っていないっていうことだけでそんなにも劣等感を持ったり、将来を悲観することはない。将来を悲観するかしないかを左右するのは、結婚/未婚やパートナーの有無ではなく、自分への自信であったり、飽くなき向上心(あまり好きな言葉じゃない)とかじゃないのか。

女性じゃないので、よくわからない。失礼なこと言っていたら、ごめんなさい。

でも、将来への不安は、女性も男性も既婚も未婚も関係ないように思う。