車を運転中、急に佐野元春の曲を聴きたくなり、リッピングしてiPhoneに入れてあったベスト版CD
窓辺にもたれカラオケで20代のころによく歌った。その頃もこの歌詞を口にするたびに、「時の流れ」を考えた。今から考えると、10年、いや20年早いぜと言いたいが、モラトリアムな青年期を過ごした当時の僕はサラリーマンになってしまったことにまだ馴染めないでいた。
夢のひとつひとつを消していくのは辛いけど
なんだかわからなかったことが
リアルに感じてしまうこの頃さ
それから20年。夢は叶っただろうか。そもそも夢はなんだったか。日記もつけていないし、ブログは無かった。なので、ほとんど覚えていない。
消えた夢もあるんだろう。たくさん。
手遅れと言われてもでも、僕の場合、むしろ今のほうが夢が多いのかもしれない。夢なんて大それたものではないが、やりたいことがいっぱいある。新しいことに挑戦しようとし、周りに呆れられる。
口笛で答えていたあの頃
昔はやる前から諦めていたようなことも、やればどうにかなるようと達観するようになった。変なプライドも無くなったので、苦手なことは苦手と言って、誰にでも教えを請う。なんで、以前はあんなにプライドが高かったんだろう。
で、SOMEDAY。やはり、名曲。イントロでの街角の音、それに深いエコー。流れてきただけで、手を止め、思ってしまう。いなくなってしまった彼や彼女。今までのこと、これからのこと。
時代を超えた名曲だと思うんだが、20代やもっと下の人とかはどう感じるんだろう。