昨年は一昨年より少なく、56冊の本を読んだ(コミックと技術書および読んだことを覚えてさえない書籍は除く)。傾向としては例年と変わらない。昨年、以下のようなことを言っていたのだが、まったく変化ない。
薄い本や読みやすい本に流れる傾向が無かったとは言えない。思考の整理学にも書かれているように、あえて歯ごたえのある本にチャレンジしないと脳が退化してしまう。そこで今年はいろんな分野で古典として読まれている本は一通り読んでみることとする。あー、言っちゃったぁ。がんばる。その56冊をリストアップすると次のようになる(投稿日時の新しい順)。リンクはそれぞれのレビューが書かれている投稿に飛ぶ。
2008年 読書感想文リスト
- 「愛」という言葉を口にできなかった二人のために
- 世界は「使われなかった人生」であふれている
- ウエハースの椅子
- ジーパンをはく中年は幸せになれない
- マイナス・ゼロ
- 工場萌え
- 工場萌えF
- 生命保険のカラクリ
- ニコニコ動画が未来をつくる ドワンゴ物語
- 就活って何だ 人事部長から学生へ
- 夜の公園
- 被告人、もう一歩前へ。
- 完全失踪マニュアル
- 高校野球「裏」ビジネス
- バーボン・ストリート
- アイデン&ティティ 32(これはコミックだが、特別)
- 少女病
- 風に舞いあがるビニールシート
- アーモンド入りチョコレートのワルツ
- リズム
- ゴールド・フィッシュ
- しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
- 人生の軌道修正
- 仕事するのにオフィスはいらない
- なぜ宇宙人は地球に来ない?
- 日本人の知らない日本語(半分コミック)
- 現実入門 ほんとにみんなこんなことを?
- すきまのおともだちたち
- 2011年 新聞・テレビ消滅
- カラフル
- つきのふね
- デジタル社会はなぜ生きにくいか
- ひと月15万字書く私の方法
- この世でいちばん大事な「カネ」の話
- ダメな女
- ウェブはバカと暇人のもの
- 太らない病気にならない体のつくり方
- 落下する夕方
- 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
- 少年A 矯正2500日全記録
- 「少年A」この子を生んで・・・父と母悔恨の手記
- 外資系企業で成功する人、失敗する人
- 今夜、すべてのバーで
- こうばしい日々
- 3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから
- 粗食のすすめ
- センセイの鞄
- クラウド グーグルの次世代戦略で読み解く2015年のIT産業地図
- 次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
- 転職する人、できない人
- キャリア転機の戦略論
- 就活のバカヤロー
- 安岡正篤に学ぶ
- 走ることについて語るときに僕の語ること
- だからWinMXはやめられない
- 考えるウォークマン
- 1位:「カラフル」- 昨年は森絵都さんを知ることができた。この他にも何冊か読んでいて、「風に舞いあがるビニールシート」も素晴らしい1冊なのだけれど、あえて森絵都さんの著作の中から1冊を選ぶとすると、これになる。少年少女向けというところが、かえって青臭いことを考え直すきっかけになる。
- 2位:「『愛』という言葉を口にできなかった二人のために」および「世界は『使われなかった人生』であふれている」。2冊になってしまったが、沢木耕太郎さんの作品で2冊で1冊のようなところがあるので許して欲しい。昨年11月頃に読んだのだが、1つ1つのエッセイが光っている。映画の魅力を再認識出来たし、それを通じて「人」の魅力も再確認出来た。
- 3位:「走ることについて語るときに僕の語ること 」。私が体を動かし始めたころに読んだ1冊。ストイックな生き方に憧れるけれども、それにスティックすることは拒否したい。そんな矛盾した考えに支配されているのだが、村上春樹さんの「走る」ことへの想いが詰まったこの本からは、一つ自分のインデックス(ベンチマーク)となるものを持つ暮らし方をすることの魅力を知ることが出来る。呑むのも良いが呑んでばかりじゃだめだ。
参考: 2008年 読書感想文リスト