駅伝やマラソンの中継で、沿道で勝手に選手と並走する人を見たことがあるだろう。途中で係員に静止されるまでもなく、多くの場合、気づくと画面から消えている。障害物に遮られたのかもしれないが、おそらくそのスピードを維持できなくなったのだ。
一流の長距離ランナーはかなりのスピードだろうなと想像つくだろうが、実際に試してみたことのある人はどのくらいいるだろうか? それを試すイベントが「NIKE EKIDEN CHALLENGE」だ。
このイベントは昨年末から開始されていたようだが、箱根駅伝が開催されるまで、私はその存在を知らなかった。
箱根駅伝をテレビで観戦しながら、感想をTwitterでつぶやいていたら、ナイキ(Nike)の公式アカウントからメンションをもらったことで初めて知った。
リンクをクリックしてみると、NIKE EKIDEN CHALLENGEというFacebook上のイベントに誘導された。見てみるとわかるが、これは駅伝スピードを自分で体験してみるというイベントだ。
正月に激走する駅伝ランナー達のスピードは1km平均3分。つまり、100m18秒。ルールはいたって簡単。
そして、そのスピードでひとり約20kmを駆け抜け、10人でつなぐ。
キミのリミッターを解除してこのスピードにどこまで迫れるか、
そしてどれだけ走れるかチャレンジしてみよう。
チャレンジ1はNIKE+を使って、100mを18秒で走ること。
チャレンジ2はそのペースを持続してどこまで走れるかに挑戦すること。
ランニングの練習でタイムトライアルという形で、たとえば1kmをどこまで速く走れるかなどを行うことはあったが、速いペースをターゲットにして、それでどこまで長く走れるかという練習はしたことがなかった。興味を持ったので、さっそくトライしてみた。
まず、チャレンジ1。100m(以上)を100m/18秒のペースで走る。
私は運動音痴だったし、背が低かったこともあって、小中学校のころ足は遅かった(おそらく今も遅い)。徒競走などでは、いつもビリから数えたほうが早かった。正確な記録は覚えていないが、小中学校のころでも100mを15秒以上かかっていたのではないか。それから数十年。100mを18秒などで走ることはできるのだろうか。
結論から言うと、できることはできた。だが、このペースで長距離を走るのなどまったく無理。だが、100mを越えさえすれば良いので、とりあえずはクリア。以下がその証拠。
140mを24秒で走り、1kmのペース換算で2分49秒となる。 3分(100mを18秒のペース)以内を達成。
チャレンジ2はこのペースで最長どこまで走れるかにトライだ。今日の昼、さっそくやってみた。200mまではクリアしたものの、これ以上の距離だと、ペースを守れない。そりゃそうだ、ほぼ全速で走っているような状況なので、だんだんと足がもつれ始める。転ばなかっただけでも良しとしよう。
イベントは1月13日まで行われている。イベントとは言っても、Facebook上のイベントというだけで、どこかに実際に行かなければいけないというわけではない。
まだ1週間ほどあるので、チャレンジ2はもう1度リベンジしてみたい。いくらなんでも、200mというのは格好悪すぎる。
なかなか面白い試みなので、興味ある人は参加されたし。