2007年8月14日火曜日

怪談


中田秀夫監督の怪談を見た。「女優霊」を見たときから、中田監督は日本的な怖さを撮らせたら世界一だと思っていたが、今回も期待を裏切らないものだった。

で、それは良いのだが、なぜ、この映画を観に行ったかというと、実は中田監督は二の次(ごめんなさい!)で、日本の2大薄幸女優(私が勝手に決めた)である木村多江と麻生久美子が出ているからだ。いやー、本当に美しい。和風美人とはこういう人のことをいうのだ。特に、木村多江はしばらく見られないのが本当に残念なくらい美しかった。

また、この映画を見ていて気づいたのだが、やはりこの間観た「夕凪の街 桜の国」は映画の質としてはあまり高くない。映画レビューサイトで酷評する人がいる理由が良くわかった。たとえば、麻生久美子の撮り方ひとつとっても、カメラワークから何からぜんぜん違う。2時間ドラマと言われてしまってもしかたないかもと思った。

それでも、「夕凪の街 桜の国」は女優(麻生久美子と田中麗奈)の演技が秀逸なのと、有無を言わせぬストーリー展開で私の中では優秀作品には変わりはないのだけれど。ただ、もう少し予算と製作期間を与えて撮らせてあげたかったと、「怪談」を見て思った。