2007年2月18日日曜日

Tuck & Pattiのブルーノート東京公演

Tuck & Pattiが来日」で「行きたーい」と言っていたTuck & Patti(タック&パティ)の来日公演に昨夜行ってきた。場所はブルーノート東京。2回あるステージのうちの19時開演の最初のほう。

送信者 Tuck & Patti ...


到着が少し遅くなってしまったので、席は端のほうだった。でも、ステージからの物理的な距離は近い。

前回、私が見に来たときは、ピアノを入れていたが、今回は純粋に2人だけのライブ。Pattiの深い歌声が響く。ふと足元を見ると、Pattiは裸足だ。Tuckは左足をボリュームペダルにずっとかけており、ボリュームを細かに調整。1つのノートでもその残響にコントロールをかけているようだ。その隣にも機器らしきものが見えたが、そちらは演奏中は触っていなかった。もしかしたら、チューナーとかぐらいしかなかったのかもしれない。前半のTuckの演奏はちょっと荒い感じがした。ボリュームペダルでのボリュームコントロールも少し耳につくところがある。でも、そんなには気にならない。

前半が終わって、後半に突入かと思うころ、Pattiがステージを降り、Tuckだけのソロ演奏となる。それまではPattiがMCを務めていたが、ここではTuckが話す。「次の曲は古い有名な曲だ。んー。名前は忘れた。聴けばきっと思い出すよ」。確かに聴いたことはあったんだが、思い出せない。なんだっけ? ソロ2曲目はサンタナの「ヨーロッパ(哀愁のヨーロッパ)」。この演奏が圧巻。Tuckがチョーキング(Bending)するのなんて、初めて見た。最後にはお馴染のタッピングによるハーモニクス。近くで見れたんだけど、なんであんなに多彩な音が出せるかはやっぱり謎。

この2曲の後、Pattiが戻ってきて、さらに2人で2曲ほど演奏して終了。最後の曲はシンディローパーの「タイムアフタータイム」。Pattiが演奏の最後にメロディーに乗せて、客席に語りかけ、そして全員で合唱。拍手に送られて、彼らの演奏は終了。蛇足だが、戻ってきたPattiはきちんと靴を履いていた。

前回来たときはTuckやPattiの英語が客席には理解されていないように見えたが、今回は客の英語力が高いのか、きちんとコミュニケーションできている。土曜日だとそうなのか(ちなみに、前回は平日に来た)。

TuckとPattiの熱い思いに触れることもでき、非常に満足。彼らもすごいエネルギーを使ったと思うのだが、われわれの見た後、もう1回ステージがある。パワフルな連中だ。

参考:
ブルーノートでの夕飯