2007年1月29日月曜日

騒ぎすぎじゃないのか

関西テレビの「発掘!あるある大事典」における実験データの捏造が大騒ぎになっている。だが、ちょっと騒ぎすぎじゃないかと思う。

あの番組を見て、「やらせ」がなかったと思っていた人はよっぽど幸せな人だ。どう見たって、最初に結論ありきで番組は作られていただろう。私の周りでは、在庫を抱えてしまった企業などから広告代理店に経由で、あの番組に企画が持ち込まれているんだろうと噂していたほどだ。まさか、言われているほどあからさまなデータ捏造が行われているとは思わなかったが、実験データなどはいくらでも恣意的な解釈は可能だ。そもそも、番組で行われている「実験」と証するものは、科学的な実験だったのか? 実験ならば、統計学的に必要な母集団の数というものもあるだろうし、プラシーボ効果やほかの要素による影響を排除するための配慮が必要だろう。そのようなことが行われているようにはとても見えなかった。(参考: あるある大事典のニセ実験と洗脳

あの番組は所詮バラエティ。データの捏造は確かに良くないが、バラエティでの「やらせ」にそこまで目くじらを立てる必要があるのか? そこまでするのは、もしかして、実はバラエティだと思っていなかった人が多かったってことか。なんだかなー。